エホンはココロのごはんです。

NO.79 「カナダ・アラスカ・トーテムポール」　2014.5.19

この何年か、年中児の遠足は「岩槻城址公園」に行っています。そこには、何と本物のトーテムポールがあります。案内板によると、旧岩槻市がカナダのブリティッシュコロンビア州のナナモイ市と友好都市の関係になって１周年経ったことを記念して平成９年に立ててられたものだそうです。実は、当園は新園舎のオープニングイベントの時に、アラスカの自然を紹介する写真を生涯を通じて撮り続け日本に紹介した写真家「星野道夫」さんの事務所から写真をお借りして写真展を行いました。星野さんは1996年に他界されましたが、その功績からアラスカと日本で星野さんのモニュメントとしてトーテムポールを立てようというプロジェクトが立ち上げられ、アラスカのクリンキッドインディアンの土地に現地の人が彫った星野さんのトーテムポールが立ったという記事が「コヨーテ」という雑誌に載っていました。たまたまその後岩槻城址公園に初めて遠足に行った時、それにそっくりなトーテムポールが立っていることに衝撃を受けました。昔遊園地などに立てられていた「まがいもの」ではなく、木を彫り込んで彩色した本物です。すごく貴重な物がさいたま市にあるのだなととても嬉しくなったことを記憶しております。それからというもの、毎年遠足に行くたびに、子ども達に「本物のトーテムポールがあるよ」と必ず見せるようにしています。みなさんがもし岩槻城址公園に行く機会がありましたら、是非見てください。先住民族の人々が感じていた「大地の力」を感じられることでしょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

---