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21世紀のコラムcolumn.21.2014~

NO.80 「読み聞かせで安定した子に」 2014.07.01

 早いもので4月に始まった新年度も3カ月程が過ぎ、まもなく夏休みを迎える時期となりました。さて、当園はさいたま市にありますので、必然的にさいたま市私立幼稚園協会に所属していますが、その協会主催の教職員大会(研修会)が去る6月21日(土)に実施されました。加盟園102園より、総勢数百名の幼稚園の先生が参加いたしましたが、今年の講師は福音館書店絵本研修室所属の小林 竜哉さんで、演題は「絵本で変わる! 子どもと保育」でした。実は、当園の教諭はこの1月にも埼玉こどものとも社主催の研修会に参加しており、その時の講師も同じ小林さんでしたので、2度同じ話を聞いたようなものなのですが、今回は前回とは少し違った視点のことも話されていました。それはこのようなことです。絵本の読み聞かせには2通りの方法があり、その2つが相乗して子どもの発達に良好な影響をもたらす。 1つは、1対多の読み聞かせ。これは担任の先生がクラスの子どもに読んでやる状態で、クラスという集団が、時間・空間・そして同じ物語を共する。このことによりクラスのまとまり、団結といったものさえ得られる。もう一つは1対1。主に家庭において行われるもので、膝に抱っこされながらなどの形態でスキンシップを深める役割も大きくなる…。とのことです。そして「私は仕事柄、全国各地の様々な園を回っているがどこでも共通して聞くことは 家庭で1対1で読み聞かせをしもらっている子は、園で明らかに感情・行動が安定している」と述べられていました。確かに、園のバスにも描いてあるピーターラビットの絵本などは、その大きさからして子どもが家庭の人に1対1で読んでもらうことを想定した大きさです。(そのため園でクラスに読む場合には拡大印刷したものを使っている位です。)一方、読み聞かせをしっかりしている園の子どもは「落ち着いている」「集中力の持続時間が長い」「小学校で伸びる」ということも述べられていました…。 まもなく夏休みとなり、私共の読み聞かせは暫し中断ということになりますが、各ご家庭におかれましては、上記のことに留意され、引き続きご協力を賜りますよう、お子さんになり代わりましてよろしくお願いいたします。
                                    (園だよりH26.7月号より)

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