*全国の小中学校で10分間、始業前に読み聞かせを行えば、教育、青少年に関する諸問題は速やかに解決の方向へ向かうことと思います…。私達の実感です。


脳細胞の使用量 はテレビを見ている時より、読書している時の方が約30倍多い。
               読書  30倍 > テレビ視聴
*20才を過ぎると、一日に約600万個ずつ脳細胞は死滅していく。
*防止には、脳を極力つかうこと。 *動物は本能的に楽な事が好きだから楽な方へ流れやすい。

現代日本のこどもの現状
不登校、いじめ、自殺 → 世界の中で日本だけが突出して多い。
早期教育、教育産業 → 日本では、依然隆盛傾向
根気、正義感の欠如 → 格好はつけたいが努力はしたくない。

すべては、心が育っていないことに起因する

問題解決の糸口

絵本を読み聞かせることにより、心を育てる。
想像の世界は無限で、不可能はない。
いろいろな立場に身をおくことにより、人の気持ちを理解できるようになる。
→ 思いやり

早期教育に関して

絵本を読み聞かせる事で、文字を読むことを特別に教える必要は無くなる。
幼児期には、知識を詰め込むよりもその前の聴く態度を養うことが重要だが、
これも自然に身につく。 なぜ?→ 先生の話を聴くと楽しいから。→ 脳への刷り込みへ

全ての学習の基本は、「国語」である。……畑 正憲氏の著書より…→数学・理科の勉強も本でする。
本を読むことに対し、ストレスがあるかどうかでスタートから既に大きな差がつく。
また、読解力が無ければ本の意味が理解できない。→ 益々本が嫌いに→勉強も嫌い

本→ 楽しいものだとの刷り込みをしてしまう。→ 一生の財産…読書習慣の有無はその人の人生を左右する!

読み聞かせは、10ヶ月児あるいはその前から可能で、副作用は無い。

ケーキの前にリンゴを

おいしいリンゴも、甘いケーキを食べた後ではちっともおいしくない。
しかし、リンゴの方がずっと体のためには良い。 …
ケーキ……テレビ     リンゴ……絵本     *テレビゲーム…合成添加物入りお菓子
ケーキの味に染まる前に、リンゴの味のおいしさを教える→リンゴを終生食べる

→…小学生では既にケーキと合成添加物入りお菓子に染まっていることが多いし、さらに
低年齢へと浸透しつつあるのが現状。

与える本について

読み聞かせを行う本は一流の物を。……一つの指標…良い絵本は長生きをしている本(発行より20年以上)。
基本的に保育者が選ぶべきものである。→ 反応がよくなければやめる

保護者への協力の要請

家庭で読み聞かせに協力をしてもらわなければ実を結ばない。
→家庭で過ごす時間の方が圧倒的に多い。
父母の肉声を聞かせること自体、子どもの精神安定につながる→親子の心のつながりへ
→現象:高学年程利用しなくなる傾向の小学校図書室

資料:「絵本の与え方」… 松居 直(絵本研究家)より

教育を受けるに必要な力は、家庭で、絵本を通して養われます。
絵本をめぐる親と子の暖かい人間関係、そして絵本を通して語られる親の心のこもったすばらしいことば、この二つが、子どもが、保育や学校教育を受けるときの基盤となります。
なぜなら、教育というものは人間関係とことばで成り立っているものです。それも子どもの側に、先生や友達と豊かな人間関係が持てる力があることが大切ですし、先生の語られることばを、しっかりと耳を傾けて聞く力が、子どもになければ教師は手も足も出ません。子どもがこの二つの力を身につけるのは、家庭においてですし、それを育てることのできる人は、お母さんとお父さんです。教育の基盤は何といっても家庭にあります。そして、絵本を読んであげるということは、まさにそのことに直結しています。
子どもにひとりで絵本を読ませるやり方では、この教育を支える二つの力を、子ども自身の中に育てることにはなりません。四歳や五歳で絵本が読めることは、教育的に考えても余り意味のあることとはいえません。どうかこの点をおとなの都合ではなく、子どもの身になって考え直してみてください。